なぜ整形外科と整骨院の併用が推奨されるのか
交通事故によるむちうち等の治療では、整形外科と整骨院の併用通院が最も効果的とされています。 それぞれの得意分野を活かすことで、正確な診断と効果的な施術の両方を受けることができます。
整形外科の役割
- ・レントゲン/MRIによる画像診断
- ・診断書の発行(保険請求に必須)
- ・投薬(痛み止め・湿布)
- ・注射治療(ブロック注射等)
- ・後遺障害診断書の作成
整骨院の役割
- ・手技療法(筋肉・関節の調整)
- ・電気治療・温熱療法
- ・骨盤・頚椎の矯正
- ・テーピング・固定
- ・リハビリ指導・セルフケア
併用通院の流れ
1
まず整形外科を受診
事故後すぐに整形外科でレントゲン/MRI検査。骨折や重大な損傷がないか確認し、診断書を取得します。
2
整骨院での治療を開始
整形外科の診断を踏まえて、手技療法を中心とした治療を整骨院で開始。保険会社には事前に連絡を。
3
月1〜2回は整形外科でも経過観察
整骨院に通いながら、月1〜2回は整形外科で経過診察。医師の診断記録が保険請求や後遺障害認定に重要です。
4
治療終了 or 症状固定
症状が改善したら治療終了。改善しない場合は整形外科で「症状固定」の判断→後遺障害等級の認定手続きへ。
整形外科の先生が整骨院を紹介するメリット
リハビリ室の混雑緩和
整骨院に手技療法を任せることで、整形外科のリハビリ室の負荷を分散できます。
患者満足度の向上
整骨院での個別施術は待ち時間が少なく、患者の通院継続率が高まります。
治療効果の最大化
投薬+手技療法の組み合わせで、むちうち等の症状改善が早まるケースが多数報告されています。
通院頻度の確保
整骨院は夜間・土日対応の院が多く、仕事をしながらの通院がしやすい環境を提供できます。
よくある質問
Q. 整形外科と整骨院を同じ日に受診できますか?
同じ日に両方を受診することは可能ですが、保険会社によっては同日施術を認めないケースがあります。事前に保険会社に確認することをお勧めします。
Q. 整骨院への通院に整形外科の紹介状は必要ですか?
法的には不要ですが、保険会社への説明がスムーズになります。整形外科の医師に「整骨院にも通院したい」と伝えておくと良いでしょう。
Q. 保険会社から「整骨院はダメ」と言われたら?
被害者には整骨院を選ぶ権利があります(柔道整復師法に基づく医療類似行為)。ただし、整形外科への定期通院を並行して行うことが重要です。